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 岐阜県多治見市で事務所を開いている社会保険労務士の永江正道と申します。
 経営者も社員も笑顔あふれる会社づくりを全力でサポートしています。
 働く人が生きがいを持てる会社・社会をみなさんとごいっしょに築いていきたいと思います。


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労働紛争の解決に果たす社会保険労務士の役割、過去・現在・未来

労働紛争の解決に果たす社会保険労務士の役割、過去・現在・未来



全国社会保険労務士会連合会中部地域協議会の「労務管理研修」に参加してきました。
たいへん有意義な研修でした。
講師は松山大学法学部長の村田毅之先生でした。タイトルは「――個別労使紛争の防止とその対応 そして社労士業務のこれから――」。
働く人の権利を守るために社労士は何ができるか、どこまでできるかについて、得ることの多い内容でした。

とくに、労働者側の立場を立つことを鮮明にし、労働審判の後方支援に精力的に取り組んでみえる福岡県社会保険労務士会の篠塚先生のパイオニア的役割を高く評価されて、その実践例を紹介されたことに感銘しました。

村田先生の講演は、社会保険労務士が、安定的な労使関係を築いていくうえで持つ役割、また個別労使紛争に関与していく意義とその立ち位置を、特定社労士制度がつくられた歴史的背景と意義から説き起こされました。

特定社労士は、個別的労使紛争処理制度の行政型制度の労働局あっせん、均等室調停、労働委員会あっせんにおける代理権を認められています。また民間型制度の社労士会労働紛争解決センターの代理権もあります。しかし、紛争を最終的に解決しようとすれば、この行政型制度、民間型制度で解決(和解)に至らなかった場合には、労働審判、訴訟に進むことになりますが、現在では特定社労士はこのステップでは何の権限も認められていません。
ですから、特定社労士が個別的労使紛争解決の相談を受け、労働局あっせん等の代理人の委任を受け、解決に努力したとしても、相手方の不参加や和解に至らすに解決できなかったときには、社労士は弁護士にあとを委ねなくてはならなくなってしまいます。これでは依頼してくださった方に最後まで寄り添って紛争問題を解決することができません。責任を中途半端にしか果たすことができないのです。

この不合理・不条理を打開するため、いま社会保険労務会は第8次社労士法改正に向けてがんばっています。実現したいことは①労働審判代理権、②簡易裁判所の代理権、③訴訟における陳述権 の獲得などです。これが認められれば、社労士は最終的解決にいたるまで責任をもって依頼者の期待にこたえることができます。なんとしても早期にこの改正を実現したいと思います。

いまひとつ、今日の講演で私が共感した点が2点あります。
1つは、労働紛争解決について、社労士と弁護士の連携を提唱されたこと。これができれば、労働者や資金力のない中小企業がリーズナブルに労働紛争を解決できることになります。深く研究したいテーマです。
いま、一つは、個別的労働紛争が集団的労働紛争へ展開することは多くあり、社労士がこの集団的労使紛争に関与できてこそ、労働問題にたいしてトータルな対応ができると説かれたことです。

最後に、社労士のあり方として、労働法が守られる労使関係構築に労働法・労務管理の専門家としての役割を果たすこと、最終的には良心的な使用者からも、労働組合からも信頼されるような社労士になってほしいとのメッセージを送られたことです。深く深く共鳴できるメッセージでした。


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コメント

個別労使紛争における社労士さんの役割は大きいと思います。
また、現在の制度上の限界も司法書士界が抱えている悩みと似ていて共感できます。
司法書士業界もH23.2.23の臨時総会で司法書士法改正大綱が承認されてから法改正に向けて努力しているようですが、なかなか難しいようです。
2012-11-28 12:55 小司隆信 #- URL [ 編集 ]

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