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社労士永江

Author:社労士永江
 岐阜県多治見市で事務所を開いている社会保険労務士の永江正道と申します。
 経営者も社員も笑顔あふれる会社づくりを全力でサポートしています。
 働く人が生きがいを持てる会社・社会をみなさんとごいっしょに築いていきたいと思います。


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成果主義賃金システムについて考えたこと

「賃金と退職金規定」の学習会に参加した。
サブタイトルは、―社員がやる気になる制度になっていますか―である。
本業は「保険」であるという経営・労務コンサルティング会社の代表取締役の話だった。



 成果主義賃金(退職金)を軸に、職務給と従来からの年功で構成された賃金体系を
どうつくるか、という内容だった。

 パワーポイントを使って、制度の仕組みが詳しく、具体的に説明された。
この会社では、あらゆる社内規定を作成し、提供している、と話された。
 賃金規定、退職金規定、就業規則、旅費規程、慶弔規程、
少ないところで7~8、フルだと14~15の規定を作成しているという。

 生命保険を加味した退職金規定の運用を保険会社らしく、強調されたが、
生命保険の契約を除けば、すべての業務が、私ら社労士が専門としている業務である。

 「社会保険労務士の資格を持ってみえますか」と尋ねたら、「持っていない」とのこと。
労務でも経営でもコンサルティング業務は、もちろん「社労士」の独占業務ではない。
クライアント選べば、資格に関係なくできる業務である。
クライアントがつくれるかどうかは、腕次第である。

 賃金規定・退職金規定のソフトの作成・提供から運用の指導、
各種規定の従業員への説明まで、まさに、1から10までこの種の
あらゆるサービスを提供している、たいしたものだと感心した。

 けれども、私が、書きたいことは、次のことである。

 1つは、この種の厳密で機械的な規定と
サブタイトルとなっている「社員のやる気」との関係である。

 質問への応答と自由討論のなかでは、
この会社の規定を従業員に説明したとき、不満らしき意見は出なかった、
むしろ、「歓迎され、意欲的に仕事するようになった」、
「従業員がもっとも関心のあること、求めることは、やはり賃金だ」
ということだった。
 これが、実際だろうと思う。

 しかし、次のような疑問や意見も出された。

 成果主義では、評価が下がると、賃金が前年より減ることがあるが
運用してみて、そう評価せざるを得ない人は実際にいるのかという問いに、
このシステムを導入した企業の社長は、「いる」と断言された。
70数名の会社だが、1~2名ではなく、そう評価せざるを得ない人があるようだ。

 従業員が2~3名とか、6~7名のパートさんだけの会社のオーナーからは
「ウチの会社では、使えない。他所の話として聞いた」との感想もあった。
これも、そのとうりだと思う。

 一番の難問は、私も、ここに、引っかかったのだが、次の疑問である。

 「ウチの会社は、60数名の社員がいる。一番難しいのは『どこに評価するか』だ。
正直言って、私には評価ができない」という発言があった。
 この発言には、機械的な制度の非人間性への批判が感じられ、
私は、この発言に、共鳴した。

 成果主義のシステムの原理は、上の人間が「社員の勤務評定をし」
会社の利益に貢献するものを優遇することが目的である。

 これは、一時期、社員の覇気を高めるが、
いずれは、社員間にギクシャクした感情を生むだろう。

 会社も、組織であるかぎり、賃金規定ほか、システム・ルールが必ず必要である。
どんな「システム」、ルールにすれば
私が理想とする「社員も経営者も笑顔あふれる会社」にふさわしいか、宿題である。

 理念としては、次の諸点などが考えられる。
1、「利益」だけを基準に評価しない。
 評価の基準をすべての社員の幸せ(発達)と社会への貢献におく。
2、システム(制度)の中身だけでなく、評価の基準を透明にする。
3、ここが、もっともむつかしいと思うが、
 一部の幹部の独断で評価するのでなく、全員が納得のいくシステムにする。

 理想・夢を描き、それに一歩でも近づく実践を


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