FC2ブログ

プロフィール

社労士永江

Author:社労士永江
 岐阜県多治見市で事務所を開いている社会保険労務士の永江正道と申します。
 経営者も社員も笑顔あふれる会社づくりを全力でサポートしています。
 働く人が生きがいを持てる会社・社会をみなさんとごいっしょに築いていきたいと思います。


最新記事


カテゴリ


最新コメント


月別アーカイブ


最新トラックバック


全記事表示リンク


社労士永江のGoing My Way


アクセスランキング

[ジャンルランキング]
政治・経済
344位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
92位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



未支給年金の請求と年金支給停止(減額)事由消滅届etc-年金相談あれこれ(第3回)

年金相談あれこれ(第3回)
未支給年金の請求と年金支給停止(減額)事由消滅届etc



日本の年金の仕組みは、寄木細工のため
個々の相談に迅速、適切にこたえるのは至難の技(神技)です。

今回も、さまざまな相談がありました。
とても1回では書ききれません。

1、同業者の社労士の方が、3つの届を持ってみえました。
年金の実務については、ベテランの社労士さんでした。
私は、持ってみえた書類に目を通して、受け付けしただけでした。

①遺族年金の裁定請求(遺族年金を受給するために必要な書類の届出)
 次回以後、順次、私が学んだことを書いていこうと思っています。請うご期待。

②年金受給者の未支給年金の請求書

年金は、受給権が発生した月(厚生年金の場合、現在は、60歳に達した月
―これは、誕生日の前日がある月です)の翌月から、
受給権が消滅した月(たとえば死亡したとき)まで支給されます。

そして、年金の支給は、偶数月(2・4・6・8・12月)に、
2か月分ずつ、支払月の前月分までが支払われます。
(2月に支払われるのは、前年12月の分と当年1月分です)。

そこで、年金受給者が死亡すると、必ず、未支給の年金が発生します。
例えば、2月14日に死亡すれば、死亡した人は年金を受け取れないため、
(年金の支給日は15日のため、14日に死亡した人は、
年金が受け取れないことになります)2月に支払われるはずだった
前年12月分と1月分と、死亡した月2月の分は、
受取人が死亡のため、いないということになります。
これが、未支給となる年金です。

年金の受給権者が死亡したときは、10日以内に届けなければならないと
法律(厚生年金法)では決められています。
法律を守って死亡届を提出すると、最大3カ月分の年金が未支給となります。

未支給の年金を受給できるのは、年金を受給していた人と生計をともにしていた
死亡した人の家族・親族(配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹)です。
その権利の順位は、まず配偶者、そして子、そのあと……兄弟姉妹の順です。

この未支給になった年金を支給してくださいという「請求」の届を提出にみえたわけです。

役所に死亡届を提出されないと、亡くなった方に年金が支払い続けられることになります。
これが、先般、大問題になりました。言うまでもなく、不正受給であり、犯罪となります。
わかった時点で、全額返還が命じられ、処罰されます。

③「年金支給停止事由消滅届」

この届は、支給停止となっていた年金(全部の場合も、一部の場合もある)の
支給停止事由がなくなったため、支給停止となっていた年金を支給してください、という届出書類です。

今回は、雇用保険から高齢者雇用継続給付金を受けていた方が、
この給付金を受けなくなったとの届出書類でした。

なぜ、こんな届出をするのかというと、
雇用保険に加入していた60歳で定年になった方が、引き続き、雇用されるときには、
その給料が75%以下になったときには、
雇用保険から高年齢者雇用継続給付金という給付金が支給されます。

いま、多くの企業が、定年を60歳とし、65歳まで継続雇用する制度をつくっています。
60歳でいったん定年とし、継続して雇用はするものの給与を減らすわけです。
この制度のもとで給料を定年前の75%以下に減らされた人に、
会社が手続きをすれば、労働者の給与の15%を上限として、高齢者雇用継続給付金が支給されます。

この給付金は、労働者に直接支給されます。
定年で職を失えば失業手当を雇用保険は支払うわけですが、
雇用を継続されたので、失業手当を支払わなくてもすんだ。
しかし、労働者は給料を減らされた。
では、その一部を補てんしましょう、というのがこの給付金の趣旨です。

この場合、年金は、この給付金を「給料」とみなして、
年金を減額(=年金額の一部を支給停止)しています。

そのほかにも、さまざまな年金支給停止(全額支給停止または一部の減額)のケースがあります。
この年金減額の事由がなくなったので、
減額をやめて全額払ってくださいと請求する書類が「年金支給停止事由消滅届」です。

2、この日、一番多かったのが、「私の年金額はいくらになりますか」という相談でした。
この事例もまた、千差万別です。稿を改めて、紹介していこうと思っています。

3、年金機構は、いま、現在のコンピューターに登録されている年金記録を
「宙に浮いた年金記録である」紙台帳の記録と突合する作業をしています。
この作業が完了するのは5年くらい先になるようです。

そこで、現記録と紙台帳の記録が一致しない場合、また、「宙に浮いた記録」が
コンピューターに記録されている特定の方の記録ではないかと思われるときは、
この方に確認の手紙を送り、確認されれば、被保険者期間の追加や記録の訂正を行っています。

この確認の封書が送られてきた方が、
「これは、どういうものなのか。どういう手続きをしたら記録が訂正されるのか」
という相談におみえになりました。

この方は、コンピューターに記録されている当時もらっていた給料より、
紙台帳に記録されている給料の方が多いのだが、記録を訂正しますか、
という年金機構からの手紙を持って、来所されました。

昭和40年代の記録でした。
紙台帳の記録を、コンピュウターに入力するときに、
間違った数字を入力してしまったためと思われます。

コンピューターへの入力は、人間がやりますので、ときに、ミスがおきます。
(大事な年金の記録ですからあってはならないことですが)。

年金定期便などで送られてくる記録は、
「抜けているものはないか」「内容は間違っていないか」
よく確認することが大切です。

この問い合わせが送られた趣旨をお話しし、手続きは、同封されている封筒で、
訂正を求めるにマルをつけて送れば完了ですと、お教えしました。

年金に係る法律は、ほんとうに複雑で難解ですし、手続きも、ほんとうに難しいです。

わからないこと、心配なことがございましたら、
もよりの年金事務所や年金問題の唯一の国家資格である社会保険労務士にお問い合わせください。

永江社労士オフィスは、お問い合わせや簡単な質問は、無料でお受けしています。
お気軽にどうぞ。

ホームページは、次をクリック → 永江社労士オフィス

最後までお読みいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。
この記事役に立ったと思われましたら
下のバナーをクリックしていただけるとうれしいです。

にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する


トラックバック

http://nagaesr.blog106.fc2.com/tb.php/134-2552ca83

 | ホーム |