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 岐阜県多治見市で事務所を開いている社会保険労務士の永江正道と申します。
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年金記録問題の現在と年金の民営化路線(年金機構の体制)

年金記録問題の現在と年金の民営化路線(年金機構の体制)



昨日は、社労士会の平成23年度定期支部総会でした。
まず、研修会があり、総会、最後は懇親会です。

研修会のテーマは、2つでした。
①生活習慣病のお話(講師は、けんぽ協会の保健師さん)
②年金記録問題(年金事務所の副所長さん)

本記事では、前回記事で考えていきたいとしていた
国の年金業務の民営化路線にかかわるテーマでお話しされた
年金事務所の講師の方のお話を紹介します。

まず、自己紹介されました。

社会保険庁にかわる年金機構が設立されたのが平成22年1月です。
講師は、このとき民間から幹部候補として採用された方でした。

開口一番、「年金機構の運営の基本は、お客様第1」。
「赴任して、びっくりした」
「お客様対応が、まるでなっていない」

年金保険料を納めている国民(被保険者)、年金を受給している国民(受給者)を
「お客様」というところが、まさに民営化の象徴です。私には違和感があります。

そして、記録訂正を求めるお客様(国民)の声として、
次のような例を紹介されました。

宙に浮いた年金記録の件数は膨大。
年金事務所は、総力をあげて、記録問題の解決にあたっているが、気が遠くなる。
お客様からは、「俺の記録を調べてくれ」「早くしろ」と催促されるが、
次のような、声にも対応しなければならない。
「戦後間もなく、汽笛の聞こえる寮のある工場に勤めていたが年金に入っていたと思う」
何県だったかもわからない――どうしようもない。

こういう極端な例を出して、お客様(国民)の権利を煙に巻こうとする姿勢に、私は、???。

たしかに、宙に浮いた年金記録は、とてつもない数です。
5000万件と言われますが、
これを紙台帳とコンピューター記録との突き合わせ件数にすると
9.5億件になり、そのうちまだ7.2億件の突き合わせが済んでいないといいます。

年金機構の人員は、平成23年2月現在、正(准)職員1万4600人、臨時(契約)職員1万1800人。
このうち、臨時職員と准職員の合計1万数千人を投入して突合作業にあたっているが、
突合を完了させるまでには、早くても3、4年はかかるそうです。
講師は、もっとかかると思うと言われましたが、おそらく5,6年かかるでしょう。

そして、講師自身もだが、年金機構の人事は広域異動といいます。
社会保険庁の時代は、基本的に県内異動だったが、
年金機構は、北海道から、沖縄まで、命令一つで、異動しなければならない。
講師も、関東から岐阜県東濃の地へ単身赴任できていると話されました。
さらに、2~3年で、次の任地へいかなければならないそうです。

年金記録問題の解決は、何があっても揺るがせにできない問題です。
「国民の権利と生活保障を第一に」を、基本理念として
(「お客様第一」とは、同じ側面と、まったく正反対の側面を持った考え方だと私は思います)
震災問題や経済問題等、日本が直面する焦眉の問題とバランスをとりながら、
どういう体制で、もっとも効率的に、解決するかは、ほんとうにむつかしいことだと思います。

それにしても、民営化路線は、効率優先で、
人・とくに労働者を粗末にする非人間的思想であると、思い知ったお話でした。


関連記事は次をクリック → 「社労士修業のため髭を剃りおとしました


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