FC2ブログ

プロフィール

社労士永江

Author:社労士永江
 岐阜県多治見市で事務所を開いている社会保険労務士の永江正道と申します。
 経営者も社員も笑顔あふれる会社づくりを全力でサポートしています。
 働く人が生きがいを持てる会社・社会をみなさんとごいっしょに築いていきたいと思います。


最新記事


カテゴリ


最新コメント


月別アーカイブ


最新トラックバック


全記事表示リンク


社労士永江のGoing My Way


アクセスランキング

[ジャンルランキング]
政治・経済
416位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
114位
アクセスランキングを見る>>

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:



国民年金支給額の推移とその決定の仕組み

2011年度の公的年金支給額引き下げの根拠となった法律(2)
―年金額の推移と支給額決定の仕組み―



年金支給額決定の仕組みは、国民年金(基礎年金)と厚生年金とでは違います。
また、国民年金でも68歳に達する年度以降の改定と、65歳の初回裁定のときとでは違います。

ここでは、その中で、国民年金の支給額について、
68歳に達する年度以降の老齢基礎年金について、
被保険者期間が480月ある満額の国民年金の支給額の決定の仕組みについて
解説します。
このケースが一番わかりやすいからです。

まず、この10年間の満額の老齢基礎年金額の推移をみてみます。

     実際の支給額 消費者物価の変動率    
1999年度 804,200円    ▲ 0.3 %
2000年度 804,200円    ▲ 0.7 %
2001年度 804,200円    ▲ 0.7 %
2002年度 804,200円    ▲ 0.9 %
2003年度 797,000円    ▲ 0.3 %
2004年度 794,500円        
2005年度 794,500円    ▲ 0.5 %
2006年度 792,100円    + 0.3 %
2007年度 792,100円    ± 0  %
2008年度 792,100円    + 1.4 %
2009年度 792,100円    ▲ 1.4 %
2010年度 792,100円    ▲ 0.6 % 程度か
2011年度 789,700円(予想額)

ご覧のように、1999年~2002年度が史上最高額で、以降、支給額は少なくなっています。

以上の推移をもとに、老齢基礎年金支給額決定の仕組みを説明します。

支給額の仕組みが改定されたのは、2004年の国民年金法改定です。
2004年度までは、完全自動物価スライド制といって、全国消費者物価指数の変動率に応じて
年金額が改定されていました。

1989年に年金の支給額改定の完全物価スライド制が導入され、
物価の上昇が続いたために、1999年度には、老齢基礎年金の満額は804,200円となりました。

この支給額が2002年度まで4年続いていますが、
この間、物価の上昇も下落もなかったかというとそうではありません。

実際には、1999年は物価が0.3%下落、2000年は0.7%下落、2001年も0.7%下落しました。
そうすると、法律どうりに改定すれば、2002年度の年金額は1.7%引き下げた水準なるはずです。
しかし、政府は、政策的な見地から年金額を引き下げず据え置きました。

そして、2003年度と2004年度の年金額は、前年の物価がそれぞれ、0.9%、0.3%下落したので、
法律通り、その分を引き下げました。

そして、2004年に国民年金法が改定され、2005年度からは、年金支給額の改定方式が変わります。

その内容は、2005年度以降の年金額は、マクロ経済スライドという方式にすることにしました。
しかし、実際に支給されている年金額は上表の年金額の推移にみるように、
2006年度~2010年度は、年金額が据え置きとなっています。

今日は、ここまでにします。
なぜ、年金額が据え置きとなっているのか、マクロ経済スライドとはどういう仕組みか、
など、またまた、次回にまわします。
いよいよ、次回は、2004年に改定された年金額決定の仕組みの解説に入ります。

前半は → 年金のスペシャリスト=年金マスターの資格に挑戦(序)    
→ 2011年度の公的年金支給額引き下げの根拠となった法律(1)
後半 → 老齢基礎年金額の推移とその改定の仕組み
最終回 → 年金額決定(改定)のマクロ経済スライドという仕組み

ランキングに参加しています。
クリックしていただけると読者が増えるそうです。
応援のクリックを願いします。
   ↓
にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 経営ブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する


トラックバック

http://nagaesr.blog106.fc2.com/tb.php/112-8bb8f190

 | ホーム |