未来工業の山田昭男取締役相談役が「しんぶん赤旗」に登場
びっくりしました。驚きました。
岐阜県が誇る(いや世界に誇れるが正解かな)未来工業の創業者=山田昭男相談役が、なんと、なんと「しんぶん赤旗」日曜版(2月24日付)一面を飾ったのです。
岐阜県輪之内町にある未来工業は、日本政府が認める日本でもっとも労働時間の短い会社、日本一休日の多い会社です。残業は禁止、従業員全員が正社員。
しかも、給与は年功序で60歳で700万円。定年は70歳で、60歳からの給与の減額はありません。
すごいですねー。ほんとうにすごい。この労働条件を中小企業(未来工業の従業員数は800人)が実現しているのです。
しかも、この会社はホウレンソウ(報告・連絡・相談)禁止。ほぼ100%の会社というより組織が言います。私の知る社員の幸福を願う尊敬すべきほぼ100%の経営者が「そんなことは未来工業だからできる。山田さんだからできる。とてもうちにはできない」とおっしゃいます。
それにたして山田翁はおっしゃいます。「誰にでもできるよ。一つからでもマネしてごらん。だめだったら止めればいいじゃん」って。ほんとうにすごい人ですね。
おそらく山田さんのインタビューを掲載した日本共産党も言うでしょう。ホウレンソウ禁止で、すべて構成員の自覚と自主性で…では組織は成り立たないと。私もそう思います。
いま、円安・株高で日本全体が浮かれています。アベノミクスで景気が良くなると。これに対し「それは幻想。賃上げなどで働く人・国民のふところを温めなければ、真に景気は回復しない。また、バブル → 崩壊 → さらにひどい経済になる。このことに「しんぶん赤旗」と山田昭男さんは共鳴したのだと私は思います。
山田昭男さんの経営哲学は、社員の幸福を追求する経営、すなわち、理想の経営とは、社員の安定したくらしを保障し、社員の個性を尊重し・伸ばし、社員の人間的成長を担保する自由を最大限保障する会社経営、にあると私は考えています。
会社という組織構成員に対するこのコンセプトはあらゆる組織・社会=会社にも、NPOにも、さらに政党にも通底するマネジメント哲学ではないかと私には思えます。
こうした意味・意義で、山田昭男さんの「しんぶん赤旗」への登場は、Inspire me でした。
その記事を写真で紹介します。

さらに、ドラッカーとマルクスがコラボできるのかという研究も出てきました。
「もしマルクスがドラッカーを読んだら資本主義をどうマネジメントするだろう」(重本直利龍谷大学経営学部教授・経営学部長、2012年12月・かもがわ出版)。
私はおおいに関心を持っています。
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