社労士の業務分野は、国民のニーズもあり、解決が求められている日本社会の重要課題がぎっしり
東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)合同の社労士研修会に参加しました。
講師は、東京会の社労士さんでした。
「社会全体をクライアントに」というテーマで講演していただきました。
たいへん良いお話でした。
講演者は、いまは執筆を中心に、講演やコンサルティングが業務の中心という先生です。
お話を聞いて、私が感じたことを書き留めておきます。
社労士の使命ということを考えました。
いま、日本社会が解決を求めている課題を社労士の私たちは業務分野としています。
年金・医療・介護など「社会保障と税の一体改革」、若者の就職難、定年引上げ、非正規労働者問題、格差社会など雇用と労働をめぐる諸課題。
どれも社労士が取り扱っている業務です。
そして、どれもいま、国民の関心が高いテーマです。
しかも、社労士は現場で仕事をしています。
講演者も強調されてみえましたが、弁護士さんや大学教授より、はるかに現場の感覚を磨くことのできる場所にいます。
経営者の思いも、働く人の思いも肌で感じることができるところで仕事をしています。
そして、労働法や社会保障の専門家でもあります。
だから、社労士は良いバランス感覚を磨くことができます。
もちろん、人それぞれではありますが。
この分野での高い知見と鋭い現場感覚を持っている私たち社労士の活躍の場は大きく広く開けていると思います。
けれども、「それで儲かるのか(ビジネスになるのか)と問われれば、直截にイエスとは言えない」というのも、そうだと思います。
講演者は、「もうけ」から考えるのではなく、まず、国民の関心とニーズにどう応えていくのかを考えたい。
そのうえで、どのようにビジネスチャンスとしていくのかという順ではないか(自分はそのようにしてきた)と話されました。
懇親会のなかで、講演者と対話する機会があり、次のような会話もできました。
私が、日本はアメリカのご機嫌をとる太鼓持ちのようになっている。
だから、世界のどの国からも相手にされなくなっている。
こういう点で経済の比重からだけでなく、中国の存在感が増している、ということを話しました。
講演者は、アジアに目を向けることが大事ではないか。
アジアのなかで、日本はどういう存在であり、どういう役割を果たせるかを考えることが求められているのではないかと応じられました。
いろいろな意味で、きわめて有意義な研修会でした。
なお、上記は、講演を聞いての私の受け止めであり、講演者の伝えようとした趣旨とは異なっているかもしれないことをお断りしておきます。
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